Matryomin

 マトリョミンは弊社代表・竹内正実によって2000年に開発されました。テルミン演奏の面白さに多くの人に触れて欲しいとの思いから試作の一体を作り、2003年に製品版となるME02型マトリョミンを発売しました。累計6,000体を製造。

 

マトリョミン第一世代モデルME02のデモ演奏ビデオを見る。

 テルミンは楽器の側に音の高さの基準がなく、奏でる人のセンスと動作で音階を作ります。故に難しく、人によって音律も様々ですが、この特性はマトリョミンにもそっくり受け継がれています。この特性に着目し、2010年頃からマトリョミン合奏にも取り組み始めました。電子キーボードで奏でたなら、全く同じピッチですが、マトリョミンではピッチも人それぞれ。上手な人たちが弾けば、澄んだ合唱のような音を創れることを実感しました。2013年にはマトリョミン合奏でギネス世界記録に挑み、「最大数のテルミン演奏」の記録を272名で世界初樹立しました。

 

ギネス世界記録挑戦のビデオを見る。

 テルミン発明100周年となる2020年には記念CD「Renaissance and Evolution」をコロナ禍の中、リモートで制作、2021年4月にリリースしました。制作手法をリモートに切り替えたことで、それまでの演奏の水準を一気に引き上げることができました。マトリョミン合奏は100名の演奏参加者がありましたが、一人ずつの演奏を個別に送ってもらうことで合奏にしました。演奏制度が高いだけでなく、マトリョミン合奏に付き物だった干渉ノイズもないクリアな音の合奏でした。


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