Matryomin ME03 QT

 第二世代モデルとなるME03 QT Matryominの特徴はユニークなチューニング合わせ機構にあります。底部に露出するチューニングホイールを操作することでチューニングを合わせる"Quick Tune"式チューニング合わせ機構を採用。ゼロポイントの移動とホイールの操作の方向性が同一で、直感的にチューニング合わせできる優れたインターフェース性を備えています。

 1,000体単位で発表された記念モデルや、白地に青の特別ペイントを施しマトリョール(マトリョーシカ型手回しオルゴール)と共に桐化粧箱に収められた”寿”、赤と黄色が逆転している"Caprice"、猫マトリョミンなど、様々なバリエーションモデルがありました。

 ME02に比較し音域は狭くなりましたが、低域や中音域の音の張り、太さは独特で、ME04型が発売された後でも"03"ファンに支持され続けています。また、ME03型はマトリョミンの普及を多いにすすめ、各地にマトリョミンアンサンブルを多数結成される状況をもたらしました。これは、ME02型に比べチューニング合わせが簡易になり、より演奏に集中できるようになったことも要因としてあげられるかもしれません。


ME03時代の限定モデル


 

サポート情報(FAQ)/ ME03

Q.外付けアンプに繋ぎたいのですが、どんなケーブルを使えばよいでしょうか?

A.ME03型マトリョミンの出力はステレオ・ミニ・ジャックです。モノラルのミニプラグも形状は同じで接続できますが、仕様が異なるため音声が出力されません。ステレオ・ミニ・プラグを必ずご使用ください。ケーブルの終端がステレオ・ミニ・プラグと標準プラグ(モノ)になっているものは非常に希です。弊社WEBショップではME03とアンプの接続に最適なケーブルをご用意しております。是非このケーブルをご利用ください。
Cable for ME03/04

Q.どんな電池が適していますか?

A.アルカリ単三乾電池をご使用ください。充電式電池は電圧が低いので、動作はしますがあまり使用をお勧めできません。特に電圧が下がりやすい冬季や、コンサートなどのシビア演奏を求められる場では使用されないことをお勧めします。厳密にいえばフル充電寺でも充電池4本はアルカリ乾電池4本に比べ1.2Vも低いため、本体で鳴らす際の音量や低音域の太さに影響が及びます。

Q.アンプに接続すると音が割れる(歪む)ようです。

A.ME03型マトリョミンはラインアウトから出力される信号が大きく、Honey Toneアンプなど、もともとギターなど小さな信号の出力を接続するように設計された機器に接続した場合、アンプの信号を入力する入り口で過大入力のため歪んでしまいます。アンプのボリュームを絞ったとしても入り口で歪んでいますから、歪んだ音が小さくなるだけです。これを防ぐにはマトリョミンの音量を小さくするしかないのですが、聴診器やイヤホンでモニターしている場合、本体の音量設定も規定されてしまいます。この場合、マトリョミンの出力を下げてやる”パッドケーブル”を用いるのが効果的です。弊社WEBショップでは-20dBの減衰機能があるパッドケーブル"Pad20 for ME03"、既存のケーブルのアタッチメントとして用いる"Pad20 adapter for ME03"をご用意しております。こちらをご利用ください。
Pad20 for ME03

Q.うっかり手を滑らして落とし、マトリョーシカが割れてしまいました! どうすればよいでしょうか?

A.小さなひび割れであれば裏側からエポキシ系接着剤で固めてやるなどして、補修できます。しかしこの方法をとってみても、本体で鳴らす場合ひび割れによって共振特性が変わり、ある周波数において不快なビビリ音を発する可能性があります。
数量は限定されますが、弊社ではME03用の筐体のスペアをいくつか保有しております。オリジナルと同じ絵付けやお顔は求められませんが、筐体(マトリョーシカ)の入れ替えを有償で承ります。思い出の詰まったオリジナル筐体もお返しいたします。詳しくは以下のリンクにてご確認くだい。
【ME03限定】筐体入れ替えサービス

 

Q.保管、お手入れについて教えてください。

A.長期間演奏しない場合は電池を取り外しておいてください。電池の液漏れと、電池ボックスの変形を防げます。外観のお手入れですが、家具用のクリーナーなどで拭いてください。弊社では以下のクリーナーを用いています。
”ピアノ家具木製品手入れ剤(soft99)”
底部の金属板は酸化や汗等で汚れます。これはなかなかしつこい汚れで、弊社では以下のコンパウンド(研磨剤)を用いています。新品当時の驚きの輝きを取り戻せます!
"サンエーパール"