1993年に創業者の竹内正実がテルミン演奏法習得とテルミンに関するフィールドワークを求め
ロシアに渡った時から、マンダリンエレクトロンの歴史は始まりました。
「テルミン演奏の面白さ、奥深さを一人でも多くの人と分かち合いたい」
この想いこそがマンダリンエレクトロン創業の動機であり、常に求め続けるテーマです。
自ら奏で、楽器を作り、人を育てる。
これらは相互に強く関連しています。どんなに楽器が佳くても、それを奏でる人が居なければ佳い音色を聴くことはできないからです。
演奏者でありメーカーであり師でもある。このトリニティこそがマンダリンエレクトロンの特徴であり、他にはない強みです。
テルミンの本格的演奏の可能性を追い求める挑戦は、今日も続いています。
有限会社マンダリンエレクトロン / Mandarin Electron Co., Ltd.
ここからマンダリンエレクトロンの歴史は始まった。
猫型テルミンコントローラー”Tango”。
マトリョミンのメーカーとして知られる弊社ですが、製品第一号は猫型テルミンコントローラー”Tango”でした。1999年に作りました。
Tangoが自律的にテルミンを弾くのでなく、Tangoを無線遠隔操作してテルミンを奏でます。当初はラジコンの操縦装置でTangoをコントロールしていましたが、Ver.2からは操縦する人の腕にコントロールアタッチメントを取り付け、その動作にシンクロしてTangoが動く”シンクロ・タンゴ”に進化しました。Tangoの手にスティックを握らせ、ドラム演奏も可能にする派生モデル”ビート・タンゴ”もできました。