好きなものを愛でたい

 テルミン演奏に29年間も取り組んでいる理由を訊かれることがありますが、シンプルに好きで、これ以上の面白を他では見つけられないからです。
 自動化と単純化の波は生活のいたるところに押し寄せていますが、こんなにも敏感に演奏動作に反応し、人間を感じるインターフェースはテルミンの他にありません。奏でる人が違えば動作が違い、「天使の歌声」から「お化けが登場するときを連想させる」と印象も様々。
 人間の多様性と個性を盾に、自動化と単純化に抗っているというとキザでしょうか。毎日新しい発見があり、それは新しい自分を知ることに繋がる。テルミン演奏に今日も興味津々です。