テルミンに比べ発する電波が弱いマトリョミンは、近接演奏することができ、合奏に適しています。複数のマトリョミンによる合奏は、一体のマトリョミンの音量を大きくしたのとはまるで異なる、ごんぶとな音のうねり感、厚みが魅力です。シンセでは決して得られないヒューマンな音の塊感!
教室も各地にございます。マトリョミンをお持ちなら、是非マトリョミン合奏にご参加ください!
マトリョミン合奏を始めるにあたり必要な道具を揃えましょう。
以上がマトリョミン合奏”三種の神器”です。
聴診器は自分マトリョミンが発している音を聴き取るために使います。
聴診器は”外バネ・シングル”タイプ(写真)をご購入ください。お医者さんが使う際に用いる終端部分の器具(チェストピース)は取り外します。チューブをマトリョミンを保持する手の下側から、中指・薬指の間の指の付け根あたりを通します。
マトリョミ ン合奏でのアンプの標準として、HoneyToneアンプを推奨しています。もともとこのアンプはギター用ですが、マトリョミンを本体で鳴らした時と似た 音のキャラクターを有しています。低域でのふくらみと、1kHzぐらいの中域でロールオフするナローバンド(狭帯域)な周波数特性がマトリョミンの発音に適している のです。この周波数特性はCDを発音させたならひどい音ですが、マトリョミンにフィットしているのです。逆にいえば、CDが素直な音色で発音されるアンプ (一般に高性能なもの)でマトリョミンを鳴らすと、なんともつまらない音になってしまいます。
もともとギター用に造られているHoneyToneアンプでマトリョミンを大きめな音量で鳴らせば、耳障りな共振ノイズを発します。マンダリン・スコラ受講生の方にはボランティアで共振対策いたします。
終端がステ レオミニ、もう片方の終端が標準プラグのケーブルをご用意ください。ME03で用いる場合、マトリョミンの側に接続するプラグは、かならずステレオ・ミニ プラグである必要があります。アンプを離れた場所に設置する機会もあり、ケーブル長は3mが使い易いでしょう。ME03, 04など、イヤホン端子のあるモデルでは、間違ってイヤホンジャックに接続しないよう、お気をつけください。本体のスピーカーが遮断されますので、聴診器 から何も聞こえなくなります。
こういうプラグ組み合わせのケーブルは希です。弊社取り扱いのケーブルですと、マトリョミンの接続する側のプラグの外形も小型で、マトリョミン接続に適しています。