Web lesson 2.0のご案内

<Web lesson 2.0の狙い>

 テルミン演奏を教えて22年になります。日本ほどテルミンを上手に弾ける人の人口が多い国は他になく、こういう状況があったのでマトリョミン合奏で世界記録樹立、更新などできました。

 しかし、この数年は上級者の上達の足踏み状態が続いていました。楽器の側に音の高さの基準がなく、何から何まで制御しなければならないテルミンのような楽器では、がむしゃらに練習して上達するものではありません。反復練習を繰り返すうちに演奏動作が洗練され、イメージに近づいてくることはないのです。

 コロナ自粛期間中にテルミン重奏の録音に取り組みました。以前であれば教室等に集って練習していたものを、リモートに切り替えました。「テルミン発明100周年記念CD(仮称)」でのマトリョミン合奏の録音でもリモートでのレッスンでしたが、「弾きっぱなし」であり、ご自分の演奏を客観的に聴く機会がありませんでした。

 テルミン重奏のレッスンではDTM(デスクトップミュージック)ソフトを用い、受講生の方のテルミン演奏パート録音を共有し、それを叩き台に演奏の講評をし、修正の施された録音を再提出していただく手法でレッスンしました。これがとても効果的だったので、みなさんにも提案しています。

 

<Web lesson 2.0の進め方>

1)テルミンの録音を聞かせていただく。DTMソフトを用い、テルミン・トラックを書き出し(エクスポート)、ギガファイル便等で送っていただきます。

2)1)に対する講評を、メッセージやメールで送る。

3)講評を受け、修正が反映された録音をし、データを送る。

4)実質10分程度のwebレッスン(オンライン)の中で3)の講評をし、ライブで弾いていただく。

 ここまでをレッスンの1単位としています。オンラインでのレッスンは10分程度ですが、そこに至るまで講評のやりとりがあります。理解して弾けている「つもり」がなく、より実があるレッスンになっています。

 伴奏音源をお持ちの場合は、講師(竹内)に音源のコピーをお送りください。曲によっては私(竹内)のテルミントラック音源を提供できる場合があります。DTMソフト上で演奏の比較ができ、効果的な練習ができると思います。

 私(竹内)から伴奏音源やテルミン演奏トラックの提供を受ける場合、一曲につき330円お支払いください。ただし、当方が版権を有していない音源の提供はできません。

 レッスン料は2,000円/一単位レッスンです。


<必要な物>

1)PC、もしくはスマホ、もしくはタブレット

2)オーディオインターフェース

3)DTMソフト


2)オーディオインターフェースについて
 私の周辺では「テルミン100周年記念CD制作」におけるマトリョミン合奏録音の際、zoom製ICレコーダー”H1n”を購入された方が多くおられました。このICレコーダーは音楽用であり、高音質で録音できます。安価なことに加え、オーディインターフェースにもなる優れものです。テルミンの音を取り込む際のケーブルは、マトリョミンをHoneyToneアンプに接続するためのケーブルが流用できます。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/245600/

※ICレコーダーとして使うには”マイクロSDカード”が別途必要です。Amazonで32GBのものが1,000円程度で販売されています。

※iPhoneに接続するにはLightning - USBカメラアダプタ+USBケーブル(Micro USB type-B)- (USB type-A)
 アンドロイドスマホにはUSB(Micro USB type-B)- OTGケーブル
 PCに接続するにはUSBケーブル(Micro USB type-B)- (USB type-A)が別途必要です。

 

3)DTMソフトについて

以下のソフト、アプリをお勧めします。いずれもフリーソフト(無料)です。

・Mac:GarageBand

https://apps.apple.com/jp/app/garageband/id682658836?mt=12

 

・iPhone, iPad:GarageBand

https://apps.apple.com/jp/app/garageband/id408709785

 

・Windows:Cakewalk by Bandlab

https://www.bandlab.com/products/cakewalk

 

以上